日本一周 キャンピングカーの旅

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日本一周キャンピングカーの旅

 

定年退職後の夢として全国をキャンピングカーで、という妄想を抱く人は多いですね。
実際に野宿だけで日本半周をしたことがあるのですが、旅慣れない人に日本一周は危険ですよと警告は最初に言っておきましょう。

 

理由は車の故障です。
車中泊で4500キロ走行で2泊以上した時もそうですが、大体国産でも外車でも、連続走行1万キロに達する頃には、流石にオイル交換など考慮に入れないと危険です。

 

ハイブリッドのキャンピングカーで考えるなら、ワゴン車を改造ということになりますが、その場合バッテリーは予備でもかなり必要とするはずなので、やはり故障時の対応を考慮しなければいけません。

 

基本的に、テント生活で10日以上耐えられるほど旅慣れているなら、楽しい旅になるはずです。
それとこれは経験上、はっきり分かることですが、よくある夫婦2人旅はやめたほうが無難です。
人にもよるでしょうが、仲の良し悪しではなく「2人旅行」というのが、かなりな問題になります。
例えばキャンピングカーで恐らく1週間くらいでしたら、東京から能登を経由し、金沢、秋田かそのへんくらいまでは楽しいとは思いますが、問題はそれ以降、どちらかが不満が溜まってきたあたりから、車中で話をしなくなったり、喧嘩などがあります。
自宅であれば、散歩で気を紛らわして部屋に閉じこもればいいですが、キャンピングカーとはいえ、狭い車中ではプライベートな空間はまず確保が不可能です。
船舶であれば、運転と寝る側ではっきりと役割が決まりますが、運転する側とそうでない同乗者の距離が近すぎる中での不満は、旅の途中ではかなり深刻になります。
旅の一番の問題は、こうした家族の人間関係なんですね。
意外かもしれませんが、長距離の旅行は、普段ではそこまで顔を付き合わせて話すこともないので、段々といらだちが募るのが普通なんですね。
ハネームーン離婚と同じ心理です。
理想と現実はかなり乖離していると思っていいです。

 

 

旅に慣れるというのは、旅行好きとは大きく違います。
日本の場合の旅は、ほとんどが何かのガイドを見ての「行き先」がある程度決まった旅行です。
日本一周は、単純に移動してその中で、「楽しい思い出」があるだろうと思いながら旅をすること。
当然ですが、旅先の事情も全て事前に把握することは困難です。
従い、一人で行くのが不安なので、仲の良い人と・・というのが、最も危険なパターンで、旅慣れた人と共に旅行するのが長期旅行では一番のコツ。
旅先で喧嘩して、帰宅後一切会わなくなった話は本当に多いです。
旅慣れない人同士の長期旅行は、国内でも危険ですね。
万が一トラブルに見舞われても、協力してくれませんから。

 

日本一周に限らず、旅は漠然とした目的だと大体が、記念写真撮影の旅になります。
私の場合の日本半周の最大の目的は、海で見られるサンセット、つまりは夕日を見ることでした。
東京に住んでいると、太陽が海から上がるのは見えても、太陽が海に沈むのは決して見られません。
そこで旅の目的が「海の夕日を見ること」でした。
そこで、この目的のためにルートをある程度決め、そこから横道へと余裕が持てる日程を組んで旅へと出かけたわけです。
キャンピングカーではありませんでしたが、当時は全て野宿、つまりテント生活で日本を半周ということになったのです。
おかげで長期国内旅行は一度経験しているので、日本中を旅することは経験上、なにが起こるかすぐに想像できるようになりました。
時たま車中泊をする程度では、2週間も経てば帰りたくなるはずです。

 

意外かもしれませんが、宿泊するたび次の予定を立てながら旅行するというのは、長期旅行経験者以外ではまず不可能です。
カーナビでは土地の風景はわかりませんし、そこらじゅうにグルメ旅番組のようなお店が転がってるわけではありません。
名所旧跡を探すのもいいですが、漠然と見に行っても古びた寺院にいずれ退屈します。
そういうのは、ちゃんと事前に調べて知識があれば、足を踏み入れる面白さがあるのです。
1ヶ月もすれば、観光地は必ず飽きますね。

 

まずいきなり、キャンピングカーで日本一周などと思わず、長距離ドライブで1泊して帰ってくるというのを、年間での回数を重ねることです。
その場合、今まで宿泊施設での思い出は一切忘れて、車中泊に徹することですね。
バーベキューですら、3日以上続けば飽きてしまいますよ。
旅好きから一歩進んで、旅に慣れるということが重要なんです。

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